犬種選びの基準として、外観的特徴だけで決めてしまう人が多いのも事実。
しかし、それだけで判断してしまうのは、後で後悔する事にもなりかねない。
まずは好みの犬種をいくつか選び、その中から
自分の生活環境に合った犬を選ぶことが重要だ。

流行の犬種や単に可愛いというからだけではなく、飼主の家族構成、
生活環境、犬の特性など考慮すべき点は沢山ある。

犬は長い歴史を通して、用途や目的、理想に近づける為になど、
品種改良が盛んに行われてきた。
その結果、外観、気質、運動能力などの特性は犬種によって
大きく異なっていることを覚えておこう。
小型犬だけど大型犬並の運動量を必要とする犬種や、
容姿は可愛いけれど、性格がきつく攻撃的な犬種もいる。
そのうえ、同じ犬種でも各々の性格や個体差があるということも念頭に入れておこう。

成長した時の大きさや性格を知ることは重要。
何時の間にこんなに犬になったしまったのだろう・・・では、手遅れ。
飼いたい犬が、自分の生活環境に合っているか、
受け入れ側の対応能力を、今一度考慮、検討してから決定しよう。

ファミリー世帯
 家族みんなで協力する事が必須事項。
 子供の情操教育の一環という理由で犬を購入するという話は良くあること。
 しかし、世話を子供だけに任せておくのは危険、親が率先して見本を示そう。
 飼育を通して親子の絆を強めたり、信頼関係を築く良いチャンスでもある。

 子犬にとって生後2〜5ヶ月は、社会への適応能力形成に重要な時期。
 子供に全てを任せるのは無理があり、散歩中の事故など
 取り返しのつかない事態にもなりかねない。

 また、咬み癖のある犬種や大型犬の場合は、
 小さなお子さんがいる家庭では特に注意が必要。

二人暮らし
 世話の分担や役割を事前に決めておこう。
 どちらか一方に負担がかかると「私ばかり!」といった具合に不満がたまり、
 犬を飼うこと自体がストレスになりかねない。
 特に共働きの場合は、役割分担を更に明確にしておくことが大切。

 ペットを飼うことによって二人だけの時間は減り、
 これまでと同じ様なライフスタイルを維持することが難しくなるのは確実。
 ペット同伴可の施設は増えたとはいえ、海外旅行など様々な
 制約があることも考慮に入れておこう。

一人暮らし
 無償の愛と忠誠心で、寂しさや疲れを癒してくれるでしょう。
 しかし、仕事などで長時間、家を留守にしなければならない時など、
 帰宅してみるとゲージの中や部屋が戦場のようになっていることも。
 特に幼犬は体力や免疫力が弱く、餌や室内温度の管理には細心の注意が必要。

 成犬になるにつれ問題は少なくなるものの、幼犬の場合は取り残されると
 孤独のあまり鳴き続けることもあり、近所とのトラブルにもなりかねない。

シニア世帯
 定年や子供の独立などをきっかけに、犬を飼うシニア世代が増えている。
 体力的な衰えもあるので、攻撃的な犬種や中・大型犬などを飼うには注意が必要。
 猟犬等は散歩の回数も多く必要とし、
 かなりの肉体的な負担がかかることを考慮しておこう。
 比較的穏やかで、運動量をあまり必要としない品種を選ぶことも大切だ。

マンション/集合住宅
 最近ではペット可のマンションが増えてはいるものの、
 臭いや鳴き声などによるトラブルは付き物。
 マンションなど集合住宅での一番の問題は、やはり無駄吠えでしょう。
 小・中型犬でも、吠え声が大きく響く犬種もあり徹底した躾が必要。
 中・大型犬は、室内を走り回るだけでも、その足音が近所迷惑になることもあります。
 又、大型犬は、一般的に性格が穏やかで知的なこともあり、
 実際に問題を起こすケースは少ない。
 しかし、その容姿から周囲に威圧感を与えるなどの理由により、
 たとえペット可のマンションであっても
 飼育が禁止されているケースが多々見られる。

一戸建て
 一戸建て住宅では、基本的にはどんな犬種も飼育可能だが、
 近所に犬嫌いの人がいる可能性もあり近隣住民に対する配慮は不可欠。 
 ましてや来訪者や近くを通る人に対して、吠えかかるような行動は問題外。
 又、住宅密集地では、無駄吠えによる近所迷惑などのトラブルも多く発生しており、
 犬の特性や習性を考慮すると、室内飼育が望ましいのかも知れない。
 室外で飼育せざるを得ない場合には、ストレスを与えないよう様々な工夫が必要となる。
 犬が自由に室内に入れるような環境や、
 外部からの刺激を軽減させるためのフェンスの設置など。
 長毛種の場合は、蚊やダニ対策に加え、日常的な毛づくろいなど入念な手入れも大切。

同一犬種でも、オスとメスとではかなり性別差があり、
育て方が異なる点にも配慮が必要。
個体差はあるものの、一般的はオスと比較してメスの方が
体も小さく穏やかで、支配欲も低く飼い易いといわれている。 
しかし、メスは半年周期で発情があり、発情期になると精神的に
不安定になり、普段とは異なる行動をとる場合があるので注意が必要。

犬を選ぶにあたっては、相応の経済的負担があることも考慮しておこう。
特に大型犬は、食費や医療費も高額になりがちで、
その他トリミング代などのケア費についても
予算に入れておくことをお忘れなく。


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