交配から出産までの間には、
犬のあの小さな体の中で様々な症状が起きます。
交配後数週間で受精卵は着床し、胎児が急速に発育します。
その頃から激しい運動は避け、
母体に少しでもストレスを与えるようなことは避けましょう。

1〜2週間 
 牝犬の出血は10日程でおさまりますが、過剰な運動は避け、安静に。
 
食事は今迄どおりに与えますが、シャンプーは避けましょう。

2〜4週間 
 食事は今迄どおりとしますが、
 おりものやつわりから食欲が落ちる可能性があります。
 無理強いする必要はなく、
 食欲は2〜4日で元に戻るでしょう。

5〜7週間 
 体全体が丸みをおび、胸から腹部にかけて膨らみがみられるようになります。
 この時期になると胎児も大きくなり、
 栄養価の高い妊娠犬用の食事に変えましょう。
 食事の量は今迄よりも少し多めにし、
 ビタミン等のサプリメントも与えます。
 穴を掘るような仕草をするようになりますが、問題はありません。
 この時期でも多少の歩行運動は行なうようにしますが、
 5〜7週まではシャンプーは控えましょう。
 シャンプーするとしても、浴槽に全身をどっぷりつけないように注意しましょう。

8〜9週間 
 腹部が急速に膨れ上がり、胎児を感じる事ができるようになります。
 腹部を冷やしたり、強く圧迫したりしないように万全の注意を払いましょう。
 この時期でも多少の歩行運動は行ない、
 食事は妊娠犬用のフードを与え続けます。
 交配後9週間が出産の目安ですが、
 多産の場合には早く生まれる可能性があります。
 出産前後は息づかいがあらくなり、
 極端に食欲が落ちて全く食べなくなることもあります。


出産が近付くと、母犬は穴を掘るような仕草を頻繁にし、呼吸が荒くなります。
嘔吐や食欲の低下などといった症状が出る事もあり、
飼主は母犬に少しでも安心感を与えるように、優しく声をかけたり、
母体を優しくマッサージしてあげると良いでしょう。
出産時は人間同様、陣痛、破水、そしていきみと共に胎児が出てきます。
胎児は薄い羊膜に覆われており、母犬が歯で破り子犬を舐めて呼吸を促します。
そして、最初の胎児が生まれてから30分〜1時間の間隔で、
他の胎児が生まれ出てきます。

お産箱
 母体の2倍程の大きさの箱を用意し、出入り口は母犬の乳頭が当たらず、
 子犬が成長しても、勝手に出られない程度の高さに調整しましょう。
 小型犬の場合には段ボールで十分ですが、大型犬だと壊してしまうこともあり、
 木製の丈夫な箱を用意しておきましょう。
 設置場所は母犬にストレスを与えないところとし、
 お産箱の中には細かく切り刻んだ新聞紙やタオルを敷きましょう。
 理想としては、皆が集まる場所でありながら、
 あまり人が通らない静かな場所です。

ビニールシート、ヒーター
 出産時は周辺が汚れやすく、お産箱の下にはビニールシートを敷いておきましょう。
 又、冬場は体温調整が出来ない子犬の為に、ヒーターを用意しておく事も必要です。

消毒液、消毒綿、ガーゼ、ハサミ
 消毒済みのハサミでへその緒を処理し、切断後のへその緒を消毒します。

ティッシュペーパー、タオル
 ティッシュはタオルよりも吸収性が良いので、羊水を拭く時に使うと良いでしょう。
 タオルはなるべく多く用意しておき、子犬の体を拭くのに使います。
  

お湯と洗面器
 子犬を産湯につけ、体のぬめりを取ると同時に体を冷えさせないようにします。
 お湯の温度は36〜38度位が良いでしょう。

はかり
 子犬の体重測定のために使います。健康管理の為にも必ず測定しましょう。
  

体温計
 母犬の体温測定のために使います。

出産時に下記のような症状が見られる場合は、
直ちにかかりつけの獣医師に診てもらいましょう。 
又、少しでも不安に感じたり、始めての出産の場合には、
事前に獣医師に相談しておくようにしましょう。
飼主の安易な判断が、母体と胎児の命を奪ってしまう可能性があります。

*陣痛が始まったのに何時迄も胎児が出て来ない。
*胎児の体の一部しか出て来ない。
*始めの一頭は生まれたが、その後、陣痛止まった。

母犬の子犬に対する母性本能は強く、死産の場合には精神的不安定から、
心身ともに変調をきたすことも多く見られ、注意が必要です。
又、乳腺炎などを引き起こす可能性が高く、
乳首を消毒したのち初乳を絞りとりましょう。


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