健康管理を徹底し愛情を注いだとしても、人間同様、
犬も介護を必要とする時期が必ず訪れます。
介護は大変手間のかかる重労働で、
多くの時間やお金を犠牲にする必要があるでしょう。
しかし、家族の一員として生活を共にし、
何の見返りも要求せずに無償の愛情や忠誠心を示し続けた愛犬に、
今迄以上の愛情を注ぎ、最後まで大切に扱ってあげたいものです。

居場所
視力や運動能力の低下から、これ迄は何とも無かった事柄が
思わぬ障害や事故につながる可能性があります。
屋の中の障害物は出来る限り取り除き、動きやすい環境を作ってあげましょう。
フローリングなどの固い寝床は、関節に負担がかかりやすく、
関節炎などの持病がある場合には、
病状を悪化させる事にもなりかねないので注意が必要です。
老犬は後退が苦手なため、一般のゲージの角に挟まると
パニックに陥ることがあります。
寝所はタオルなどを使ってサークルを形成し、
出来るだけ角を少なくするようにしましょう。
そうする事によって、サークル内は何の障害物もなく
自由にグルグル回る事が出来るでしょう。
又、サークルはなるべく広く、かつ常に清潔に保つように心掛けてください。

寝たきりになると、床擦れを起こすので、こまめに寝返りを打たせます。
マッサージをして、血行を良くしたり痛みを和らげたりもしてあげましょう。
体重の負担がかかりそうな箇所には、
タオルやクッションを敷いて痛みを和らげるとともに、
固くなってしまった箇所には、ワセリンなどを塗ってあげましょう。

老犬は寝ている時間が長く、寝所は皆が集まる快適な場所にして、
暖かく柔らかいベッドを用意してあげると良いでしょう。
ベッドが落ち着ける快適な空間になれば、
犬の痛みも少しは和らぎ落ち着けることでしょう。

温度
犬になると体温調節機能の低下や、
自由自在に動き回る事が出来にくくなるので、
室内の換気や温度調整には、常に気を配りましょう。
夏場や冬場は、特に注意しましょう。


老犬は様々な病気を、同時に患っている場合があります。
口中に何らかの異常があると、実際には何も口の中には入っていないのに
食べる動作だけをつづける場合があります。
十分な食事を取らないと栄養失調にもなりかねず、
餌や水の残料を確認するようにしましょう。
自力で食事を口に運ぶ事が出来ない場合には、
様々な食事方法があるのでかかりつけの獣医師に相談すると良いでしょう。

動ける犬の場合には、犬用オムツを使用することにより
排泄物で体が汚れる事はありません。
寝たきりの場合には、ペットシートを体の下に敷き、
排泄を促す腹部マッサージをしましょう。

散歩
 犬にとって散歩は気分転換になり、
 外から受ける適度な刺激は老化防止にもつながります。
 歩行可能であれば、体力を考慮しながら、
 出来るかぎり散歩に連れ出しましょう。
 散歩時は犬の状態に合わせ、
 休憩をこまめに取ることも忘れないようにしましょう。
 足腰が弱り歩行困難になった場合でも、
 補助機具を使って散歩するのも良いでしょう。

スキンシップ
 老犬は様々な機能の衰えや、体力、抵抗力などの低下に伴い、
 飼主を認識することが、困難になる場合があります。
 突然触ったりせず、静かに優しくスキンシップを取るよう心掛けて下さい。
 飼主に触れられて、守られている事を実感することにより、
 不安や緊張から解放されるでしょう。
 突然抱きかかえたりするのは、攻撃性からでは無く、
 反射的に噛み付く事もあるので危険です。 

どんなに愛犬の健康管理を徹底し、
介護を尽くしたとしても別れは必ず訪れます。
飼主は、"あの時、こういう事をしてあげれば良かった"と後悔しない為にも、
愛犬と一緒にいる間は、愛情を込め、誠心誠意、愛犬と向き合いましょう。
個人差はありますが、ペットロスから心が癒えるには、
かなりの時間がかかるでしょう。
気持ちの整理がつかない場合には、
親身になってくれる人に打ち明けるのも良いでしょう。
悲しみを1人で抱え込まず、人に話す事により、
立ち直りのきっかけになるかも知れません。

ペットは人間より遥かに早いスピード年を取り、
何時かは飼い主の年齢を追い越して、先に死を迎える事になります。
飼主は、この事を常に頭の片隅に入れておき、
悔いが残らないように、愛犬と過ごす日々を大切にすると良いでしょう。


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