>>>栄養バランスとライフステージ
>>>栄養バランスとライフステージ
犬は雑種性が進んだ肉食動物です。基本的な考え方は、人間の食事を作るのと同じで結構です。何も完璧な栄養バランスやカロリー計算を追求する必要はありません。私たち人間の食事ですら、毎食、毎日、厳密に計算している人は、そうはいないでしょう。「食べさせてはいけない食材」など、犬の食に関する最低限の基本をしっかりとおさえていれば、栄養管理に関しては、あまり過度に考えなくても結構です。
栄養バランス__必要な栄養素は人間も犬も同じです。タンパク質、脂肪、炭水化物、ビタミン、ミネラルの5大栄養素と水です。その中でも、生命維持に欠かせない、タンパク質、脂肪、炭水化物は、3大栄養素と呼ばれています。手づくりゴハンを始まる際には、それぞれの3大栄養素に属する食材を適量選んで、混ぜ合わせることで必要な栄養素をバランスよく与えることができます。1回の食事で調整するのではなく、週単位での栄養管理を目指すくらいの軽い気持ちで調整してください。
ライフステージ__必要とする栄養素はライフステージによって変化していきます。成長期と高齢期では、必要な栄養素の量は数倍も違うといわれています。成長期は1ヶ月単位で骨格や筋肉、内臓などの体の組織が変わっていきますし、高齢期の7歳と15歳とではかなりの差があります。下記データは、あくまでも目安として参考にしていただくもので、体重の変化や健康状態をみながら調整してください。
幼犬 炭水化物40%~70%・タンパク質20%~30%・脂肪20%~25%
成犬 炭水化物60%・タンパク質25%・脂肪15%
老犬 炭水化物60%~80%・タンパク質15%~25%・脂肪5%~15%