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>>>簡単手抜きアイデア

毎食完璧な手作りゴハンを作るのは、想像以上に大変なことです。何事もそうですが、継続するには無理をしないことが大切です。手作りゴハンも、アイデア次第では、その可能性は無限に広がり、料理そのものがもっと楽しくなるかも知れません。ここでは、そんなちょっとしたアイデアを紹介します。

トッピング__いつものフードに自然食材をトッピングするだけでも、ドライフードでは補うことのできない水分や酵素が加わります。別の食材を足すことで栄養バランスが崩れてしまうのではと心配される方も多いかも知れませんが、あまり神経質に考えることはありません。トッピングの際は、いつものフード量の60%〜70%を目安とし、減らした分の2倍程の自然食材を加えます。自然食材の殆どは水分なので、これくらいで丁度バランスが取れます。それでもカロリーや栄養バランスが気になる方は、間食用に与えていたジャーキーや野菜スティックなどをやめて、その分、自然食材のトッピングに回すという考えでいいでしょう。トッピングの基本は、肉魚類穀類野菜類などの固形食材に常温のスープを加え、ドライフードがふやけたころに与えるというものです。スープは特別なものを用意するのではなく、使用した食材から流れでる煮汁をそのまま使います。肉魚類は大きめでも、穀類や野菜類は消化しやすいよう細かく刻むのが鉄則です。水分を十分に含んだ自然食材には、体に溜まった老廃物をスムーズに排出する効果もあります。

回数を調整する__何も、毎日毎食、手作りゴハンにする必要はありません。朝の忙しい時は、市販のペットフード。夕方は手作りゴハン。こんな感じでもいいと思います。手作りゴハンを継続していくのは想像以上に大変なことで無理をしない程度に取り組むのが理想です。毎日が難しいようであれば、2日に1回、1週間に1回でもいいのです。大切なのは、手作りゴハンを生活リズムの中に組み込み、生活習慣の一部として定着するようなサイクルを作ることです。

まとめて作る__数回分の食事をまとめて作るだけでも、かなりの手間が省けます。時間に余裕がある時に作り置きして、1回分の食事を小分けにしてからジップロックなどに入れ冷凍保存します。その際に、酸化を防ぐため手で薄く伸ばして空気が入らないようにします。冷凍することで食材の傷みを最小限に抑えることができますし、スープやダシなどは製氷機で冷凍保存すると便利です。使う時は冷蔵庫での自然解凍がおすすめですが、電子レンジで軽く半解凍してから自然解凍するだけでも、かなりの時間を短縮することができます。冷凍食材は2週間程で使い切るように、冷凍した日付も忘れずに書いておくとよいでしょう。

だし汁やスープを冷凍保存__だし汁やスープを何食分かまとめて作りおきします。製氷皿に入れて凍らせ使用する分だけ溶かして使います。凍っただし汁やスープを、できたてのゴハンに加えることで温度を下げる効果もあり、冷ます手間が省けます。

簡単に細かく下ごしらえ__手や調理バサミなどで簡単に細かくできる食材を積極的に取入れましょう。ブロッコリーは調理バサミ、しゅんぎくやみずなは手で細かくちぎる。スパゲッティーなどの硬い食材は手でバキバキと折れば、ゆで時間を短縮できます。また、豆類などは水煮を使うことで下ゆでの時間を省けます。※水煮は味付けされていたり添加物が含まれていないか、食品表示を確認してから使用します。

調理器具を有効に使う①__フードプロセッサーやミキサーなどを使って、硬さや大きさに関係なく食材を刻んだり、混ぜたり、細かくしたりすることができ、煮込み時間も短縮できます。やりすぎるとドロドロになり嗜好性を損なう可能性がありますので、食材の特徴を損なわない適度の大きさに保つようにします。

調理器具を有効に使う②__圧力鍋を使うと、ニンジンやカボチャなどの硬い野菜を短時間で軟らかく仕上げることができます。鍋で煮るよりも3分の1程度の時間で同等の効果を得ることができます。また、電子レンジを使うとさらに短時間で加熱できます。

飼主の食事と同時に作る__犬のために特別なメニューを考えるのではなく、自分たちの食事を作る際に少しアレンジを加えるということです。献立を考える時は、肉か魚、米かパン、野菜などといったように、無意識のうちに栄養バランスの取れた食事になっていきます。作り方も、普段通りに下ごしらえした食材を調理していくだけですが、味付けは犬の分を取り分けてからにします。与えてはいけない食材が含まれる場合は、先に取り分けて別々に調理します。犬用は、消化しやすいよう、さらに細かく刻んでから白米などと混ぜてできあがりです。また、雑炊にすれば、無理なく水分補給ができ体内に溜まった老廃物を排出する効果もあります。

市販のレトルトなどを使う__レトルトの魅力は、なんといっても袋を開けて直ぐに食べれること。犬にレトルトと聞いて驚かれる方も多いと思いますが、最近では無添加や天然素材にこだわったものも出回っています。塩分の少ないものや味付けのされていないものを選ぶようにします。与えてはいけない食材や添加物が含まれていないか食品表示をよく確認してから使用してください。未開封の状態であれば長期保存も可能ですが、常用するのではなく、常備しておいて、もしもの時に使用すると便利でしょう。